携帯電話に会社の内線電話を飛ばす方法

携帯電話に会社の内線電話を飛ばす方法

会社にかかってきた外線電話を、携帯電話を所持している人に転送したいと考えている会社は多いことと思います。

携帯電話に会社の内線を飛ばす場面は2種類あります。

  1. 社外に出ている人が持っている携帯電話に内線電話を飛ばす
  2. 会社のWi-Fiが届く範囲の携帯電話に内線電話を飛ばす

前者は、外出している営業担当者や在宅ワークに多いことと思います。会社に営業担当者宛てに電話がかかってきたときに、内線電話として携帯電話に転送するパターンです。後者は、会社のフリーアクセスです。

どちらも、ネット回線を利用して携帯電話に接続する方法を用います。それぞれの内線電話の接続方法をご説明いたします。

社外に出ている人が持っている携帯電話に内線電話を飛ばす方法

社外に出ている人が持っている携帯電話に内線電話を飛ばす方法をご説明いたします。

クラウドBPXというサービスを利用する

営業担当者が外に出ていて、本社にかかってきた外線を営業担当者に内線接続する場合は、クラウドPBXを使用します。

クラウドPBXとは、インターネットを使った電話回線サービスのことです。

クラウドPBXを使用する場合は、インターネット回線を接続しているルータのポート開放と、携帯電話1台当たり年間数千円のライセンスフィーが必要です。

クラウドPBXの設定によって、本社に外線電話がかかってきたときに、携帯電話に自動転送することもできます。会社の休日や夜間など、会社に誰もいない場合でも、電話対応が可能になります。自動転送ではなく、手動で内線転送することもできます。

クラウドPBXの契約によっては、クラウドPBXの料金に電話代が含まれていて、電話代がかからない場合もあります。

設置方法

会社にSIPサーバとSIPサーバ対応のビジネスフォン端末を設置し、設定します。SIPサーバとは、電話の音声をインターネットにて送受信できるように、電話の音声と音声パケットを変換するサーバのことです。

次に、クラウドPBXを契約します。

クラウドPBXの契約が終えて、アカウントを取得できたら、インターネットのルータにポート開放をし、クラウドPBXと接続します。

次に、外出する人の携帯電話に専用アプリをインストールし、クラウドPBXの情報を読み込ませます。これで設定完了です。

最後に、携帯電話の専用アプリで外線をかけて、相手側に本社の電話番号が表示されるか。本社にかかってきた外線電話を携帯電話に内線転送できるかを確認します。

専用アプリで電話するときの注意点

携帯電話にインストールした専用アプリを用いて外線をかけることができます。固定電話の電話番号や携帯電話の電話番号には外線がかけられるのですが、そのときに110や119などの特殊電話番号に電話ができないこともあるので、注意が必要です。

会社のWi-Fiが届く範囲の携帯電話に内線電話を飛ばす方法

会社のLANのWi-Fiの電波を携帯電話が受信できるようであれば、Wi-Fiを通じて携帯電話を内線化することができます。

フリーアクセスによる携帯電話の内線電話化

最近では、オフィスで自分専用の机を持たずに、自由な場所で仕事ができる環境を構築している企業もあります。

喫茶店風のスペースを用意したり、はたまた食堂でパソコンを開いて、軽食を食べながらメールをする人もいます。

そういった席の離れた場所にいる人が持っている携帯電話を内線電話化することで、外線電話を転送したり、内線で呼び出したりすることができます。

このような手法のことを、フリーアクセスと言います。

フリーアクセスの設置方法

フリーアクセスの設置方法は、外出している人の携帯電話を内線接続する場合と同様に、会社にSIPサーバとSIPサーバに対応したビジネスフォン端末を設置し、設定します。

次に、携帯電話に専用のアプリをインストールし、設定を行います。これで設定完了です。

最後に、ビジネスフォン端末から携帯電話に内線接続ができるかどうか、ビジネスフォン端末で受けた外線電話を携帯電話に転送できるか、携帯電話から外線がかけられるかを確認して終わりです。

これだけで携帯電話をフリーアクセスで使用することができます。

パソコンをフリーアクセスで電話にする方法

ときどきパソコンにヘッドフォンマイクを接続して、外線電話を受けている映像や写真を見ることがあります。フリーアクセスを利用すると、そのようにパソコンを電話機のように利用することができます。

パソコンをフリーアクセスの電話にする方法は、パソコンに「ソフトフォン」という専用アプリをインストールし、ヘッドフォンマイクを接続します。それらの設定と、SIPサーバの登録を行ったら設定完了です。ヘッドフォンマイクにはブルーツルースが使える機種もあります。

ソフトフォンを起動し、外線電話をかけたり受けたりできるかを確認します。

ちなみに、電話を受ける場所とは異なった場所のパソコンを内線化する方法もあります。それは、VPN(バーチャル・プライベート・ネットワーク)という手法を用いて、外線電話を受けるLANと、離れた場所のLANを接続する方法を用います。詳細は、「VPN接続による本社-支店間電話の内線化の方法」をご覧ください。

当社では、SIPサーバやSIPサーバ対応のビジネスフォン端末の設置・設定、携帯電話の設定などを代行しています。携帯電話で内線電話を受けたり、外線電話を携帯電話に転送させたいとお考えの企業様は、ぜひオピフィクスにご相談ください。

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