VPN接続で本社-支店間の電話代を削減する方法

VPN接続で本社-支店間の電話代を削減する方法

NTTの固定電話を利用すると、距離に応じた通話料が発生します。同じ市外局番の電話番号に電話をすると、市内通話で料金が安いのですが、長距離の電話であれば料金が高くなります。

会社が成長し、本社だけでなく支店もできたら、本社と支店で頻繁に電話をするようになります。すると、今まで以上に電話料金がかかるようになり、電話代のコスト削減を検討することになります。

この記事では、電話代の削減で今現在主流となっているVPNによる拠点間の内線電話化の魅力について、ご説明いたします。

昔からある電話代のコスト削減方法

本支店間の電話代をコスト削減する方法は昔からあります。

過去に流行した050で始まる電話番号の契約は、距離に応じて料金が同じで、一律8.5円でした。また、本社と支店にそれぞれ050電話を導入することで、050電話同士での通話のように、一定の条件を満たすと、通話料が無料でした。

通常の電話は、距離に応じて電話代が高くなる契約なので、050電話の一律料金は魅力的でした。多くの企業が導入し、電話代をかなり節約できたと思います。

050電話は、インターネット回線を用いた電話で、IP電話の一種です。今では、ひかり電話というIP電話が、050と同じ料金体系になったので、050を導入するメリットが少なくなりました。

また、ZoomやLineなどのオンライン通話が普及したので、そちらでも無料で通話ができますが、一長一短あります。

VPNを用いた拠点間の電話代・コスト削減

VPNという手法で、本社と支店の間をインターネットで接続し、その回線を利用して拠点間を内線電話にするという方法で、電話代のコスト削減ができます。

VPNとは、「バーチャル・プライベート・ネットワーク」の略で、インターネット回線をバーチャル的なLANとして利用するものです。また、このようなインターネットの電話のことを、IP電話といいます。

LANであれば、それを利用したIP電話を内線として利用できるので、本社と支店の間をVPN接続することで内線電話ができるというものです。

離れた場所でも内線電話でつながるので、当然ながら電話の通話料が無料になります。しかも、基本料金はインターネット回線代のみです。

今現在は、VPNによる拠点間の内線電話化が、電話代削減の主流になっています。

なぜVPNの内線化が流行しているのか?

VPNによる拠点間の内線電話化が流行している理由は、「導入コストの安さ」です。今では、LANに接続するビジネスフォン端末が普及していますし、ビジネスフォン端末をLANに接続するためのSIPサーバの値段が下がったことがあげられます。

また、VPNの敷設も簡単で、業者にVPN対応のルータを本社と支店にそれぞれ設置・設定してもらうだけです。

VPNの導入後は、インターネット回線のトラブルがない限り、電話が途切れることはありません。

どの程度のコスト削減ができるのか?

VPNを敷設し、ビジネスフォンの内線電話を拠点間で利用すれば、本支店間が内線でつながり、電話代が無料になります。

050電話を導入していた企業でも、通常の固定電話がすでに存在しているのであれば、それを解約して基本料金や通話料をコスト削減ができます。

本社や支店で、インターネット接続をしていることが当たり前になったので、VPNの導入は容易にできます。

もちろん、VPNルータの設置や設置、SIPサーバやLAN接続のビジネスフォン端末の導入は、当社にて代行サービスを提供しているので、お気軽にご相談ください。

VPNを導入することによる他のメリット

VPNを導入すると、本社と支店のインターネット回線をLAN接続したように利用できることで、内線電話化ができること以外にもメリットがあります。

  • 支店にかかってきた外線電話を本社のスタッフが取ることができる
  • 本社にかかってきた外線電話を、支店に転送できる
  • 本社にあるファイルサーバに支店から安全にアクセスができる
  • 本社の業務システムに支店からログインできる

VPNによる内線電話の音声は問題ないか?

VPN接続による内線電話は、音声がクリアーかどうかが気になる方もいらっしゃることでしょう。せっかく経費削減を狙ってVPNによる拠点間の内線電話化をしても、音声がクリアーでなければ携帯電話で通話しないといけない場面が出てしまいます。すると、携帯電話の通話料が発生してしまい、本末転倒です。

VPNによる内線電話の音声は、インターネット回線を利用して、特別に重たいファイルのアップロードやダウンロードを継続的に行っていると、音声パケットの送受信に問題が出て、クリアーに聞こえない場合もあります。

インターネット回線に問題のない限り、音声に雑音が入ったり遅延したりすることはございません。また、音声がクリアーでなくなった場合にも対処法がございますので、ご安心ください。

VPNは、他にもさまざまな便利な活用方法があります。本社と支店の間の電話代の削減をご検討の企業様は、ぜひVPNの導入をご検討ください。

当社では、名古屋や東京を中心に、VPNによる拠点間接続、IP電話の導入を承っております。IP電話の導入なら、お気軽にご相談ください。

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